ローフードとの蜜月

 結構前になるが、ローフードを学ばせてもらう機会があった。野菜や果物を加熱せず、生のまま食べるという食事法である。加熱をしないことで、酵素やビタミンなどの栄養素をそのまま得られることができるのだ。

 ローフードのことは、以前から知っていることは知っていた。でも、こうして自分の体験を通じて知るとより深く学べるものだ。そして、野菜を作っている自分としてはこれ以上ないくらいの条件が調っている。もはや酵素取り放題だ。ということで、毎食せっせとサラダを作って食べている。しかも、ボール山盛りにして。

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 キャベツに人参、大根、ホウレンソウ、白菜、今採れる野菜だ。それらを千切りなりスライサーを使うなりで、刻んでどんどん盛っていく。そこにいりごまやナイフで削った鰹節を入れたりする。ドレッシングも基本は塩、こしょう、醤油、酢、オリーブオイルだ。

毎回三食とも食べているが、不思議なことに全く飽きないのだ。むしろ、それがリズム化されて毎回食事のことであれこれ考えずに済んだりする。そしてあとは玄米ごはん。それだけあれば十分満足のいく食事になるのだ。

調子はさらに良好である。サラダだけでもお腹の満足感は得られて、体にも負担はない。時間が経って多少空腹も感じることもあるが、逆に体が軽くなって軽快に動けるものだ。そして、この空腹感が病みつきになったりする。五感が研ぎ澄まされるというが、その感覚が少しわかる気がする。

 こういう食事で自分は十分事足りていて、今の自分にとてもフィットしている。また一つ、身軽になれた気がして嬉しい。