種もみの脱穀

今は、週に二回は研修でお世話になった農家さんのところにアルバイトに行っている。昨日は種もみ用のお米の脱穀をしていった。うるち米のほかにも、黒米や赤米、いろんな種類のお米を作っているのでその種類ごとに分けて保存していく。

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足踏み脱穀機、使っているところは何度も見たことがあるが、実際に自分でやってみたのは今回が初めてであった。足でペダルを踏みつつ、もみを落としていく。同時に二つのことをするのはとても難しかったが、踏み方のリズムとかやっていくうちに慣れてくるもので最後は踊るような感じでどんどん脱穀していけた。

 

自分の作った米も、こういうふうにして脱穀していくんだというイメージ作りに大いに役にたった。

実際に枕崎でも米つくりにチャレンジしたことがある。水がほとんど入ってこない田んぼに自然農でやってみた。今考えたら、それはあまりにも無謀であった。やり方も自然農の本だけが頼り、実質的な技術は何もない。もちろん収穫することなんてできなかった。

それでも、自分の意志でこうしてトライしたことは決して無駄ではないと思う。そんな失敗を重ねての今回の脱穀作業は、また一つの技術を得れたという意味でとても大きい。そして、枕崎での失敗があってこその感動だと思う。

ホントにこういうちょっとした技術の積み重ねが大事なのだ。少しづつだけど確実に自分の米を食べるという目標に近づいているのが、素直に嬉しい。